デザイン・造形学科 メディア映像クリエイションコース

作品仕様
形式:動画映像データ
ピクセル数:1920×1080
データ形式:QuickTime H.264
作品解説
短編ドラマ映像を通し、「個性と模倣」を表現する研究 をしました
「meme」(ミーム)をキーワードに、シナリオを作り、キャスティング、ロケハン、スタイリング、撮影、編集、全て1人で行いました
SNSでの自己表現が当たり前になった時代
誰かの個性をコピー、ペーストして発信する人々
そして、その“個性”は広がっていく
多くの人がマイナスイメージ持つものであっても、アイドルの影響からそれらが一部の界隈では「カワイイ」ものになったり、自らそれを自己表現に取り入れる人も少なくないようです
『“個性”とはなにか』 小学生の頃から考えることがありました
文化学園大学に入学し、刺激的な人を毎日目にして、よりその本質が気になりました
そして今回、その答えを22歳の私の目線で表現することにしました
「meme」: 人類の文化を進化させる遺伝子以外の遺伝子情報であり、例えば習慣や技能、物語、メロディや服の流行といった、人から人へコピーされる様々な情報を意味する用語である。
“模倣、真似”を意味する“mim-”を語源とし、遺伝子ではなく『文化の遺伝子』として1976年にリチャード・ドーキンスにより提案された。
どこか不自然な彼らの時間の中に
いっぱいのmemeを詰め込みました
音楽のことや、SNSのこと、
声を大にして言えないことも勇気を持って入れました
色味もノイズもフォントもこだわり
細かいところまで意味を持たせています
あなたの口にする言葉、着ている服、聴いている音楽、それは全て本当の自分ですか?
この作品はそんなことを考えて作りました
なんでもないつまらない映像に見える「meme」の中に何かを見つけられたらいいなと思います
多くの人が理解できなくても構いません
少ないあなたに伝われば嬉しいです