
作品仕様
作品解説
モンゴルの都市開発は経済効率を優先した計画が進んでいるため、ウランバートル郊外における無秩序な定住ゲル地区が拡大しつつある。ゲル地区は環境汚染と社会的混乱が拡大している要因となり、大きな社会問題となっている。
本研究では、ウランバートル市におけるゲル地区の現状調査を行い、現代的な移動しない住まいを提案する。ゲル地区を一掃するのではなく、伝統や文化を受け継ぐ新たな道を探すことを目的として設計した。
所在地・主な用途等:
所在地:モンゴル、ウランバートル市、スフバートル区、ホロー28、サンサル7-17
主な用途:住宅
敷地面積:630㎡
建築面積:176.2㎡
構造種:鉄筋コンクリート造
階数:1階立て
最高高さ:4200
コンセプト:
伝統的な移動式モンゴルゲルをコンセプトに、都市環境に合う移動しない定着型遊牧民の住まいを設計した。モンゴルゲルらしさを残し、モンゴルゲルの伝統を守り、生活文化を受け継ぐ一つの道になると考えたからである。
現地実態調査