作品仕様

判型:240×240mm
ページ数:120ページ
上製本、糸かがり綴じ

カバー : バージョン2

本文

教員講評

人が心の奥にそっとしまっている宝物とは何か?その問いを下は8歳から上は102歳まで多種多様な人物に尋ね、その物語 を写真と共に記録した。取材対象者たちは、宝物を単に大切だという理由では選ばない。掲載された60名の宝物は、他者への執着、消せない恨み、エゴ、自己 証明、失った切なさなど、読者の想像を鮮やかに裏切る。読後は静かに人間の奥深さや愛おしさが立ち上がってくる、良質なビジュアル本となった。誠実で丹念な取材の賜物であり、高い評価に値する。