作品仕様
作品解説
幼い頃から田んぼの中で育った原風景と、家業を継がない葛藤を起点に、米づくりを“仕事”ではなく“暮らしににじむ営み”として捉え直した提案である。廃校となった長竿小学校跡地を、既存校舎を活かした交流・滞在の場と、新築棟による農作業・体験の場に再編し、若者・地域・来訪者がともに米づくりに関わり続けられる拠点を目指した。農業の担い手不足と地域衰退の課題に対し、建築が人と土地をつなぎ直す新たな関係性を提示する。
プロセス
研究の出発点は、家業を継がない立場として抱いた罪悪感と、消えつつある田園の風景への違和感であった。まず地域調査・農業の現状分析・廃校の空間特性を読み解き、広域〜近域のスケールで敷地の歴史や営みの蓄積を整理した。さらに籾殻など土地の素材性を検討し、既存校舎と新築棟の役割分担、米づくりの年間行為と滞在プログラムの重なりをスタディ。最終的に「農業と暮らしを媒介に関係が続く建築」を段階的に組み立てていった。
スケッチ
全景模型写真
一階平面図
断面図
空間スケッチ






