デザイン・造形学科 メディア映像クリエイションコース
作品仕様
1920×1080px /10分25秒
作品解説
本作は、テクノロジーがさらに発達した未来の生活を少しシュールに描いたアニメーションである。移動することや、食べること、働くことなど、日常のあらゆる行動が効率化された社会の中で、人間がそのスピードに流される様子を描いた。未来的な機械の、単調な動きや誇張した描写によって視覚的な面白さを意識し、便利さの裏にある違和感や不安を、自分なりの視点でシュールなアニメーションとして制作した。
プロセス
「便利になりすぎることは、人間の生活そのものにおいて本当に良いことか?」という自分の疑問をきっかけにアニメーションを制作しました。便利になっていくことを「過程がなくなる=高速化」と定義し、作品では構成を過去・近未来・未来に分け、カットの切り替え速度を徐々に速めることで時代ごとの時間の流れの対比を表現しました。
作画では人や物の動きにスローインとスローアウトを効果的に描くことによって、自然な緩急を表現しました。
「コンビニエンス・ワールド」ポスター
教員講評
あらゆる操作や物事が便利になると、それらにかかっていた手間や時間はなくなり、なにもかもが手早く、どんどん高速になっていく。そうかもしれない未来の向こうに見えてくる生活の意味や無常さを、「緩急」のテーマをもとに独特の世界観と演出を用いてコミカルに、かつ風刺的に描いている。ストーリーに練り込まれた様々な緩急の捉え方を、鑑賞するたびに考えさせられる秀逸なアニメーション作品となっている。






